あそ・びっと 2018

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2018年1月29日
[O 建物]

LED照明


asoEM540075

ストラクチャの照明にはLEDを使っている.
右は3mm丸型の白色LEDで、10個100円.
HO以上の車両ならライトにも使える.
左は5mmの黄色LEDで、100個395円.
どちらも秋月電気の通販で入手.
5mmは光量が大きいので、最近は建物内の照明によく使う.
ちなみに赤とか緑のライトは、同色を発光するLEDをさがすより白色LEDに塗料を塗ったほうが早い.
白色を電球色にするときはフレッシュ(肌色)を塗る.


asoEM540069

乾電池2個でも点灯するが、私は充電式電池を3個使っている.
LED側と電池の+ーを合わせるとき、逆につないでも点灯しないだけでLEDが壊れることはない.
室内配線は、目立たないようにエナメル線を使う.


asoEM540058

【LED用電源BOX】
複数の建物の照明のために、LED用の電源BOXを作った.
整流ブリッジの出力にそれぞれ抵抗をつけて、7本の出力コードを出している.
入力はDCCを想定している.
実は、DCCはブリッジなしで抵抗だけでも点灯する.
ただしこれにアナログDCを流すと問題が出る.
ロコを逆転させて高速にすると、LEDに+ー逆電圧がかかるので壊れる可能性がある.
ブリッジを入れておけばアナログDCでも使える.


asoEM540050

コネクタはいろいろ探したのだが、結局、2.54mm間隔のピンコネクタを使っている.
デコーダーの8ピンコネクタやユニバーサル基板と同じピッチなので使いやすい.
1列並びの製品から、2個分を、ペンチで折るか糸ノコで切り出して使う.
プラグ側はよく見るとピンの太さが大小あり、太い方を刺す.
リード線の断線防止と、指でつかみやすくするために、根元をエポキシ接着剤で固めている.


asoEM550080B

【極小LED】
黄色い粒が「さかつう」で購入した「Micro Super LED」という極小LED.
米粒より小さい1×2mmほどの大きさで、10個 3,150円と少々高い.
リード線付きの製品もあるがさらに高価なので、私は自分でエナメル線を半田付けした.
電灯の傘は、書類の止め金具を流用している.


asoEM550110

極小LEDはホテルの看板照明に利用した.
室内用に5mmの黄色LEDを2個使っている.


asoEM530024

このホテルはDCCで点灯させるため、整流ブリッジと抵抗を仕込んでいる.
極小LEDは3個直列、5mmLEDは2個並列で、どちらも200Ωで減圧している.
LED1個あたり3V 20mA以下の電流を基準に、手持ちの抵抗をつなげて明るさをみる.
明るすぎる時は、抵抗を大きくするかLEDのレンズに塗料を塗る.


asoEM5T0148

【CRDと抵抗入りLED】
写真左のCRD(定電流ダイオード)を通してLEDに電圧を加えると、2.2Vほどで点灯し10V以上でも同じ明るさで点灯する.
15mAのCRDは1個30円.
アナログDCで動くロコのライトのように、入力電圧が変化する場合はCRDが有効だが、DCCデコーダーのようにライトの出力電圧が一定の場合は、抵抗のほうが安上がりである.
その場合は写真右の抵抗入りLEDという製品もある.(10個240円)
見た目は普通のLEDだが、これはDC-12Vをそのままつなぐことができる.

昔模型に使った麦球とか米粒球はよく切れたが、LEDは最初の配線を間違えなければその後切れることはほとんどない.
値段も安く、建物に仕込む照明としてはとても重宝している.
ストラクチャ用の照明ユニットは、海外製品を含めて多数販売されていて、ボタン電池/乾電池/ACアダプター付き、明るさ調整のできるものもある.
これらが混在すると管理が面倒なので、私は極力シンプルに、建物内にはLEDだけを設置して、テストは電池を使い、運転会などでは「LED用電源BOX」の利用を標準にしている.



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