あそびっと

back index next

2015年2月19日
[DCC]

DCCのモーター出力にコンデンサーを入れる

asoIMG_0597-s

PSC社のHOn3 MackBusを分解した.
これにデコーダーを入れてDCC化する.
ギア音がやかましいので、サウンドは無し.

asoY1315707-s

2軸のギア伝動で、先台車から集電しているように見えるが、接点が接触していない.
改造を試みたが、この華奢な台車で集電は難しいとあきらめる.

asoIMG_0854-s

集電不良で走行がギクシャクする対策として、電解コンデンサー(キャパシター)を使って、モーターにフライホイール効果を持たせる.
1000μF(16V)のコンデンサーを+ーー+のように直列につなぎ、その両端をモーター(写真の上端子)につなぐ.
コンデンサー1個だけだと、+ー逆転時に電圧が変わってしまう.
デコーダーのモーター出力(写真の下端子)は、合計20Ω(2W)の抵抗を介してコンデンサーにつなぐ.
この抵抗がないと、コンデンサーの両端電圧がかなり高くなり、速度が出すぎるので、試走しながら抵抗値を決める.

asoY2206664-s

屋根裏に鉛板のウェイトを貼り付けた.
室内の椅子は撤去して、黒く塗ったコンデンサーを設置した.
デコーダーはDigitraxのDZ-121
既存のライトはLEDで、アナログDCの+ーで前進/後進を切替えるチップがついているが、DCCの前/後ライト出力12Vを一緒にしてそのまま接続した.
そのため前進/後進でもライトは切替わらない.

asoY2206671-s

ウェザリングして完成.

線路の集電不良箇所をフライホイール効果で通過してしまえば、走行はスムーズになる.
集電が良くなる訳ではないので、不良箇所が多いと効果はない.
コンデンサーの容量を増やせば効果は大きくなるが、発進/停止の反応が遅くなる.


back home next