あそびっと

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2013年11月8日
[DCC]

Z21によるデコーダ設定

RocoのZ21を使ってDCCデコーダのCV値を設定します.

●「CVプログラミング」
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iPadの「CVプログラミング」画面です.
左の「メイントラックのプログラミング(POM)」は、ロコを本線線路(MainTrack)上に置いて設定するもので、Digitraxのスロットルではオペレーション(Ops)モードに相当します.
右の「プログラミングトラック」はプログラム線路(ProgTrack)上で設定するもので、DigitraxではPageまたはダイレクトモードにあたります.

その下の「機関車アドレス」というのは、CV設定のロコアドレスセットだけを特化したものです.
「アクティブアドレス」に3桁以上を入力すると「CV29Bit5」が自動的にONになります.
CV17とCV18の値は4桁アドレスが割り振られるデータですので、気にする必要はありません.
ちなみに、アドレス0でアナログ制御という機能は無いようです.

iPhoneの場合「機関車アドレス」は「プログラムアドレス」という名前で、上記3つの画面はそれぞれ分かれています.

CVのセットは通常「プログラミングトラック」を使います.
使い方は、CV番号を入力して「読む」をクリックすれば、CV値が読み出せます.
CV番号とCV値を入力して「プログラミング」をクリックすれば、値をデータとして書込みます.
どうもDigitraxのデコーダ単体は、なぜか読み書きにエラーが出る傾向があります.

左の「メイントラックのプログラミング(POM)」はデータの読み出しはできず、値を書込むだけです.
「機関車アドレス」「CV番号」「CV値」を入力して「プログラミング」をクリックします.
ロコの動作を確認しながら、例えば汽笛の音を変更するような時に使います.
但し、動作させるには「コントロールパネル」に切換える必要がありますので、もう1台iPadかiPhoneを用意して、そちらから動作確認するのが便利です.


●「2台のiPhoneで制御」
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ちなみに2台のiPhoneに同じロコアドレスを指定すると、どちらからでも制御が可能で、表示も両者に反映します.
Digitraxのスロットルで言う「Steal」による制御切替がなくなったということです.
運転原則からみるとイレギュラーですが、使い勝手はこのほうがいいです.


●「レール車輛の設定」
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iPadの「レール車輛の設定」画面です.
左が設定済みのロコ一覧.
中央「機関車設定」のアクティブボタンをONにすると、左の一覧にチェックマークが付きます.
チェックマークのないロコは「コントロールパネル」に出てこないので、運転できません.
使い方として、これらのロコデータはメインのiPadで集中管理し、ユーザーのiPhoneに全データを転送し、各ユーザーは自分が動かすロコだけアクティブにします.

各ロコは写真を登録できますが、iPhoneの「コントロールパネル」では小さくで見にくいような場合、上画面の「K-27 453」のように文字にしてしまう手があります.
紙に書いて写真を撮る方法もありますが、
私はワープロで文字を書いて、その画面をキャプチャし、それを300x100ドット程度のJPG画像にし、「機関車設定」でフォトライブラリーから読込みました.
「だれそれのC-19」とか表記できます.


●Z21その他
・運転中、iPhoneの「自動ロック」は「しない」に設定します.
・「コントロールパネル」で、ロコの制御ができない/表示が変わらなくなった場合は、一旦別のロコを選択し元のロコを選び直すと復帰します.
・データの「エクスポート」と「インポート」は、Z21がなくても、iPhine/iPadが無線LANでつながっていれば可能です.
・Z21の本体にロコネットの端子があります.
試しにDigitraxのスロットルをつないでみましたが、動作が不安定で使えませんでした.


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