2017年8月9日
[HO 客車]
FAB-ワールド工芸の12mmゲージ2軸客車キットを組立てる.
10年前に 9,870円で購入.
0.25〜0.3mmtの真鍮板にパーツが切り抜いてある.
一部はエッチング状に削ってある.
手すりも切り抜きである.
ドアや窓は切り抜き済みで、腰板のスジも入っている.
折った内壁をハンダで固定すればほぼ車体ができあがる.
折り目が弱いので、折ったあとハンダで補強しないと切れてしまう.
取り付け目印のツメがあるので、パーツの組立は難しくない.
組立の順番を間違えると手間が増えるので、手順を描いた図とか写真がほしい.
軸受はブレーキシュー付きで、折り紙のように折りたたんで厚みを作るのが面白い.
昔ならロストワックスで真鍮の塊にしただろう.
真鍮板の折り目の山谷をまちがえてやり直すと、ポロリと折れるので注意.
下回りを組んだところ.
軸受けが3点支持なので片方の軸受けが多少可動(ローリング)するようになっている.
可動軸受けのツメは取り付け位置が合わないだけでなく、可動しなくなるので使わない.
またもう一方の軸受けは、取り付け位置に0.3mm厚の真鍮板を挟んで固定しないと、車体の水平がとれない.
設計上の大きな修正はこの点だけで、ほかは順当に組み立てられる.
車体が完成.
屋根と床の梁は、手すり等の車体小物をすべて取り付けたあとにつけるほうがいい.
今回は2輌分組み立てた.
手慣れると2輌目の製作は早かった.
ブラスクリーンで汚れを落として、プライマーを吹いたあと、ラッカースプレーで吹き付け塗装した.
昔の田舎の客車という雰囲気.
2輌分を4週間ほどで完成.
最近の真鍮組立キットの一端がわかって面白かった.